香餌(読み)コウジ

デジタル大辞泉 「香餌」の意味・読み・例文・類語

こう‐じ〔カウ‐〕【香餌】

味やにおいのよいえさ。多く、人を誘い寄せるようなうまい話などにいう。好餌

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「香餌」の意味・読み・例文・類語

こう‐じカウ‥【香餌】

  1. 〘 名詞 〙 味やにおいの良いえさ。多くは比喩的に、人をひきつけるためのうまい話や利益についていう。好餌。きょうじ。
    1. [初出の実例]「又一桁を間てて児女喧嘩、香餌乱れ抛つ」(出典:江戸繁昌記(1832‐36)三)
    2. [その他の文献]〔塩鉄論‐褒賢〕

きょう‐じキャウ‥【香餌】

  1. 〘 名詞 〙こうじ(香餌)
    1. [初出の実例]「香餌(キャウシ)之下必有懸(死)魚三略〕」(出典:文明本節用集(室町中))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

1 《「礼記」月令から》カワウソが自分のとった魚を並べること。人が物を供えて先祖を祭るのに似ているところからいう。獺祭魚。おそまつり。うそまつり。2 《晩唐の詩人李商隠が、文章を作るのに多数の書物を座...

獺祭の用語解説を読む