日本歴史地名大系 「馬場尻村」の解説 馬場尻村ばばしりむら 青森県:黒石市馬場尻村[現在地名]黒石市東馬場尻(ひがしばばしり)・西馬場尻(にしばばしり)黒石城下北方にあり、東は飛内(とびない)村・小屋敷(こやしき)村、南は田中(たなか)村。慶安年間(一六四八―五二)の絵図(黒石風土記)に家数一八、二九一・二二石とある。明暦二年(一六五六)津軽信英分知の際、村は弘前藩領と黒石領に分けられた。弘前藩領の西馬場尻は本馬場尻(ほんばばしり)・上馬場尻(かみばばしり)とよばれ、黒石領の東馬場尻は黒石馬場尻(くろいしばばしり)・下馬場尻(しもばばしり)とよばれた(新撰陸奥国誌)。寛文二年(一六六二)黒石領の馬場尻村ほか三ヵ村一千石は、黒石領二代領主津軽信敏の弟信純に分知され、元禄二年(一六八九)信純の養子信俗の病死によって収公され、同一一年まで天領となる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by