日本歴史地名大系 「馬庭山寺」の解説 馬庭山寺まにわさんじ 奈良県:奈良市奈良公園地区川上村・川上出屋敷町馬庭山寺東大寺北方山中にあったとみられる寺。「日本霊異記」中巻第三八に「聖武天皇の御世に、諾楽の京の馬庭の山寺に、一の僧常住す」とある。天平勝宝八年(七五六)の東大寺山堺四至図(正倉院蔵)や室町時代成立の護国寺本「諸寺縁起集」に、「馬庭」「馬庭坂」を佐保(さほ)川上流と記すことから、寺跡は現奈良市川上(かわかみ)町東部と考えられるが不詳。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by