馬暦神社(読み)ばれきじんじや

日本歴史地名大系 「馬暦神社」の解説

馬暦神社
ばれきじんじや

[現在地名]三戸町川守田 下比良

川守田かわもりた北東元木平もときたいらから馬場ばば(現南部町小向)に至る道路の西側に位置する。祭神は保食命。安政三年(一八五六)の三戸通神社仏閣地名書上帳に「蒼前堂」とある。寛保三年(一七四三)ペルシャ馬の埋葬地に供養碑を建立して、馬頭観世尊として祀ったものという。昭和二一年(一九四六)現社名に改称

供養碑は唐馬からうまの碑と称され、正面に「寛保三癸亥天 (梵字)奉新造馬頭観世尊 二月十七日」、左側面に「鹿毛白九歳長四尺九寸五分 異国春砂」とあり、施主は石井玉葉である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報