うま‐ざくり【馬決】
- 〘 名詞 〙
- ① 馬のひづめで水や泥をけり立てること。また、その踏みくぼめたあと。駒(こま)ざくり。
- [初出の実例]「馬ざくりの水を蹴懸けられて、衣深泥にまみれぬれば」(出典:太平記(14C後)二九)
- ② 騎射(うまゆみ)のとき、進路を決めるため最初に走らせた馬の残した足跡。
- [初出の実例]「今日騎射馬決浅馬頻走上。多下不レ射二中之一者上」(出典:宇槐雑抄‐保延三年(1137)九月二四日)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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