馳突(読み)ちとつ

精選版 日本国語大辞典 「馳突」の意味・読み・例文・類語

ち‐とつ【馳突】

  1. 〘 名詞 〙 はげしく駆(か)けること。突撃すること。
    1. [初出の実例]「騎射馳突(チトツ)の兵共三千余騎にて扣(ひか)へたり」(出典太平記(14C後)三九)
    2. [その他の文献]〔魏志‐武帝紀〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「馳突」の読み・字形・画数・意味

【馳突】ちとつ

はげしく突進する。唐・杜甫〔青坂(唐敗戦の地)を悲しむ〕詩 頭の奚兒(けいじ)(奚族の兵)日に西に向ふ 數騎弓を彎(ひ)いて、敢て馳

字通「馳」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android