日本歴史地名大系 「駄知村」の解説 駄知村だちむら 岐阜県:土岐市駄知村[現在地名]土岐市駄知町北へ流れる土岐川支流肥田(ひだ)川と日帰(ひがえり)川の合流点の小盆地にある。北は肥田村、南は曾木(そぎ)村。中央を南北に下(した)街道と中馬(ちゆうま)街道をつなぐ脇街道が通り、人家・田畑は街道沿いの低地に集中する。文亀二年(一五〇二)四月一三日の土岐頼尚所領譲状(土岐文書)に「駄智村」とみえ、頼尚から子の彦九郎(頼明)へ譲られ、駄智村は半名が頼尚の当知行であった。当村は土岐明智氏に相伝されたとみられるが、その後の史料はなく不詳。土岐郡小里(おり)村(現瑞浪市)を本貫とする土岐氏支流小里氏の家譜(阿子田文書)には、天正一一年(一五八三)三月四日付の、駄知村など三ヵ所を小里助右衛門に与えるとする織田(神戸)信孝の知行方目録が収められている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by