日本歴史地名大系 「駒橋村」の解説 駒橋村こまはしむら 山梨県:大月市駒橋村[現在地名]大月市駒橋一―三丁目・大月町駒橋現市域の南部中央、桂川右岸の河岸段丘上に位置している。「甲斐国志」によると、当村はもと大月村と一村であったが、寛文九年(一六六九)の検地で分村したという。また村名の由来となった駒橋は桂川に架かる長さ三四間・幅一丈の橋で、猿橋に相対して橋名が付けられたが、分村後は大月村地内となり(花咲村とを結ぶ)、のち大月橋というようになった。村内は上駒橋・下駒橋に分れ、下駒橋には甲州道中の駒橋宿がある。年不詳六月九日の武田信虎判物(諸州古文書)に「駒橋之内宮のわき六貫文在所」とみえ、吉田(よしだ)(現富士吉田市)の御師菊屋坊に与えられているのが駒橋のみえる早い史料である。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by