日本歴史地名大系 「駒込富士前町」の解説 駒込富士前町こまごめふじまえちよう 東京都:文京区旧本郷区地区駒込富士前町[現在地名]文京区本駒込(ほんこまごめ)二―三丁目・同五丁目明治初年に麟祥(りんしよう)院領駒込富士前町と伝通(でんづう)院領駒込富士前町を合せて成立、明治四年(一八七一)に駒込江岸寺(こまごめこうがんじ)町を、のち江岸寺・長源(ちようげん)寺・教元(きようげん)寺・天然(てんねん)寺の境内が編入された。江岸寺は曹洞宗寺院で、慶長元年(一五九六)に駿河台で起立し、同九年に湯島に移転したのち、明暦三年(一六五七)の大火後に当地に移転した。長源寺は一向宗(現在は単立)寺院で、寛永年中(一六二四―四四)に下練馬(しもねりま)村(現練馬区)で起立したのち御茶ノ水に移り、宝永二年(一七〇五)に寺地を御用地に収公されたため当地に移転した。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報