駿河国郷帳（読み）するがのくにごうちよう

日本歴史地名大系

駿河国郷帳（天保郷帳）
するがのくにごうちよう

一冊

成立 天保五年

原本 国立公文書館内閣文庫

解説 天保二年に諸国の大名・代官に郷帳の改訂が命じられ、各領主から提出された郷村高帳に基づき、幕府の勘定所において編集された郷帳。領知関係の記載はなく、村ごとの石高のみが記される。各郡ごとの計は志太郡一二六村・五万四千三九一石余、益津郡三二村・一万二千一三六石余、有渡郡九九村・三万六千八五六石余、安倍郡一二二村・二万八六六石余、庵原郡八二村・二万二千一〇〇石余、富士郡一四八村・五万一千五三六石余、駿東郡一七一村・五万二千六五〇石余。駿河国全体で七八〇村・二五万五三八石余。

活字本 「静岡県史」資料編九付録、「内閣文庫所蔵史籍叢刊」

駿河国郷帳（元禄郷帳）
するがのくにごうちよう

一冊

成立 元禄一五年

写本 国立公文書館内閣文庫

解説 元禄一五年田中城主太田資直・掛川城主井伊直朝により調進された駿河国絵図に付属する郷帳。国絵図の所在は不明。各郡ごとの石高・村数は志太郡五万五三八石余・一二五村、益津郡一万一千八四七石余・三二村、有渡郡三万六千一石余・九八村、安倍郡一万九千八五五石余・一一七村、庵原郡二万一千七七一石余・八一村、富士郡四万八千二五七石余・一六一村、駿東郡四万九千六六四石余・一八一村。七郡合せて二三万七千九三七石余・七九五村。

活字本 「静岡県史」資料編九付録、「内閣文庫所蔵史籍叢刊」

出典　平凡社「日本歴史地名大系」