普及版 字通 「騁」の読み・字形・画数・意味


17画

[字音] テイ
[字訓] はせる

[説文解字]

[字形] 形声
声符は(へい)。(てい)の声がある。は〔説文五上に「息を定むるなり」とし、の省声に従う字とする。騁は〔説文〕十上に「直馳するなり」とあり、まっすぐに奔馳することをいう。

[訓義]
1. はせる、馬を走らせる、一直線に走る。
2. のべる、ほしいままにする。
3. きわめる、きわまる。
4. たいらか、はるか。

[古辞書の訓]
名義抄〕騁 ハシル・ヤル・ハス・キハム・タヒラカニ/馳騁 ハセハス 〔字鏡集〕騁 ナホクハシル・タヒラカニ・オドロク・キハム

[熟語]
騁懐・騁観騁奇・騁技騁夸騁志騁肆騁辞・騁神騁藻・騁足騁馳騁能騁轡・騁・騁文・騁歩騁謀騁望・騁・騁目
[下接語]
駆騁・巧騁・高騁・時騁・縦騁・馳騁・呈騁・奔騁・遊騁・陵騁

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android