普及版 字通 「騏」の読み・字形・画数・意味


18画

[字音]

[説文解字]

[字形] 形声
声符は其(き)。其は(き)の省文。青黒色。〔説文〕十上に「馬の驪(せいり)なり。棊(はくき)の如し」とあるのはおそらく「の如し」の誤りであろう(段注)。馬はその毛色や形状によってよぶことが多く、騏・はその毛色、驥・駿はその高大の意をとるものである。

[訓義]
1. くろみどりの馬、くろみどり。
2. 駿馬をいう。
3. 麒に通じ、麒麟
4. に通じて、青黒色。

[古辞書の訓]
〔字鏡集〕騏 ムマノモン

[語系]
騏・)giは同声。は帛の蒼色(よもぎ色)なるもの、騏はその毛色青驪の文、のごときものをいう。

[熟語]
騏驥・騏・騏・騏・騏
[下接語]
驥騏・玉騏・朱騏・駿騏・乗騏・素騏・蒼騏・竜騏

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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