駿馬(読み)しゅんめ

精選版 日本国語大辞典 「駿馬」の意味・読み・例文・類語

しゅん‐め【駿馬】

〘名〙 (「め」は「馬」の呉音近世「じゅんめ」とも) すぐれた馬。足の速く強い馬。しゅんば。
万葉(8C後)六・九六二・題詞「勅遣擢駿馬使大伴道足宿禰時歌一首」
平家(13C前)一一「峨々たる巖石に駿馬に鞭うって」

しゅん‐ば【駿馬】

〘名〙 (「ば」は「馬」の漢音) =しゅんめ(駿馬)〔音訓新聞字引(1876)〕〔戦国策‐燕策・王噲〕

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デジタル大辞泉 「駿馬」の意味・読み・例文・類語

しゅん‐め【×駿馬】

足の速い優れた馬。しゅんば。
[類語]牡馬ぼば牝馬ひんば子馬小馬若駒名馬麒麟優駿駄馬駑馬どば白馬青馬軍馬競走馬馬車馬輓馬ばんば引き馬裸馬放れ馬暴れ馬荒馬奔馬種馬当て馬驢馬ろば騾馬らば

しゅん‐ば【×駿馬】

しゅんめ(駿馬)

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普及版 字通 「駿馬」の読み・字形・画数・意味

【駿馬】しゆんば・しゆんめ

駿足の馬。〔史記項羽紀〕項王(項羽)乃ち夜き、帳中に飮す。美人り、名は(ぐ)、常に幸せられて從ふ。駿馬り、名は騅(すい)、常に之れに騎(の)る。

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