騰騰(読み)とうとう

精選版 日本国語大辞典 「騰騰」の意味・読み・例文・類語

とう‐とう【騰騰】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙
  2. ある種の感情がきわまるさま。心が高ぶるさま。心おどるさま。
    1. [初出の実例]「不睡騰騰送五更、苦思吾宅在東京」(出典菅家文草(900頃)四・不睡)
    2. [その他の文献]〔周邦彦‐酔桃源詞〕
  3. 盛んにわきおこるさま。旺盛なさま。
    1. [初出の実例]「騰々として旭日の天に朝するが如き勢をもて進みたる自由党も」(出典:日本の下層社会(1899)〈横山源之助〉日本の社会運動)
    2. [その他の文献]〔仲子陵‐五糸続宝命賦〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「騰騰」の読み・字形・画数・意味

【騰騰】とうとう

さかん。

字通「騰」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android