骨固定型補聴器(読み)こつこていがたほちょうき(その他表記)bone anchored hearing aid

日本大百科全書(ニッポニカ) 「骨固定型補聴器」の意味・わかりやすい解説

骨固定型補聴器
こつこていがたほちょうき
bone anchored hearing aid

片側の耳が障害を受けて聞き取りが不能またはほとんど聞こえない場合に、音波頭蓋骨(とうがいこつ)を伝わる骨伝導を使って聞き取りを可能にする補聴器。略称BAHA(バハ)。埋め込み型骨伝導補聴器ともよばれるように、障害のある側の耳の後ろに手術によって金属製の振動端子を埋め込み、補聴器具が拾った音声の振動をこの端子から頭蓋骨の骨伝導を介して正常な側の内耳に伝え、聞き取りができるようにする。日本では2013年(平成25)より保険適応になった。

[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android