骨細胞(読み)コツサイボウ

デジタル大辞泉 「骨細胞」の意味・読み・例文・類語

こつ‐さいぼう〔‐サイバウ〕【骨細胞】

骨組織を形成する細胞。骨基質中に多数存在し、扁平な楕円形で、細い突起を出して互いに連結している。

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精選版 日本国語大辞典 「骨細胞」の意味・読み・例文・類語

こつ‐さいぼう‥サイバウ【骨細胞】

  1. 〘 名詞 〙 骨組織を構成している基本細胞。扁平な長円形で、多数の原形質突起により互いに連絡している。
    1. [初出の実例]「何年も前に骨細胞の分泌物でつくった骨組を」(出典:からだの手帖(1965)〈高橋長雄〉骨)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「骨細胞」の意味・わかりやすい解説

骨細胞
こつさいぼう
osteocyte

骨組織の基本細胞。骨基質中の骨小腔という腔所に埋っており,扁平楕円形で,多数の原形質突起により互いに連絡している。造骨細胞から転化したもの。

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栄養・生化学辞典 「骨細胞」の解説

骨細胞

 骨芽細胞に由来する骨小孔に存在する細胞.

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世界大百科事典(旧版)内の骨細胞の言及

【骨】より

…石灰塩分を多量(60~70%)に含んでおり,石灰塩分は主としてリン酸石灰であるが,そのほかにわずかの炭酸石灰,リン酸マグネシウム,フッ化石灰などを含む。その組織学的構造は,点在する小さい骨細胞osteocyteと多量の細胞間質(広義の基質)とからなる。細胞間質は一定の配列をなして密に存在する細い〈膠原原繊維〉と,その間の〈基質〉とからなり,上記の石灰塩分はアパタイト結晶をなして,この基質の中に沈着している。…

※「骨細胞」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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