高串浦(読み)たかくしうら

日本歴史地名大系 「高串浦」の解説

高串浦
たかくしうら

[現在地名]肥前町大字田野たの

高串湾の港。土地は田野集落に属し、古来、漁港・船泊港として知られる。

有浦家文書の康永元年(一三四二)の源(佐志)勤から五男万寿丸への譲状に「矢ひつ河内のぼり高串より寺浦通道のまゝ」と記す。

船宮史料によれば寛政五年(一七九三)に「船数参拾八艘、内網船拾一艘、天当弐拾七艘、高串」とある。元禄一一年(一六九八)入野いりの組大庄屋諸岡又四郎の差出帳によれば、鰯網・鯔釣・海鼠・鰆鉾・鯣などの漁が行われ、運上金が課せられている。民家六一軒中漁業は三六軒で、人数三二〇人中二〇〇人が漁民であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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