日本歴史地名大系 「高円村」の解説 高円村こうえんむら 岡山県:勝田郡奈義町高円村[現在地名]奈義町高円那岐(なぎ)山麓、成松(なりまつ)村の東に位置。同山を水源とする黒谷(くろたに)川(淀川ともいい川下は行方村)・高殿(こうどの)川(西田川ともいい川下は久常村)・黒(くろ)川(川下は西原村)が流れる。天文一四年(一五四五)二月吉日の広峯(ひろみね)神社(現兵庫県姫路市)社家肥塚氏の檀那村付帳(肥塚家文書)に「かうゑん村八郎ゑもん」とみえ、また同所として助三郎・二郎大夫内・三郎ひやうえ殿などとある。慶長九年(一六〇四)の勝北郡豊田高円村検地帳(美作高円史)によると、高七一七石余・六二町三反余、当毛米四八九石余、竹藪八反余、紙木六一株・漆一一本・桑九本。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by