高原弘造(読み)たかはら・こうぞう

朝日日本歴史人物事典 「高原弘造」の解説

高原弘造

没年:大正7.12.4(1918)
生年弘化2.5(1845)
明治期の建築家。西洋建築を本場で学んだ最初の日本人。讃岐国(香川県)生まれ。明治4(1871)年2月高松藩より英国に派遣され,廃藩後は工部省留学生として建築学を修める。7年に帰国,J.コンドル助手などを経て20~25年日本土木会社(大成建設)の技師長を務め,歌舞伎座,静岡県庁舎,近衛師団兵営などを設計

(石田潤一郎)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「高原弘造」の解説

高原弘造 たかはら-こうぞう

1845-1918 明治-大正時代の建築家。
弘化(こうか)2年5月生まれ。明治4年讃岐(さぬき)高松藩よりイギリスに派遣される。廃藩後工部省留学生となり,建築学をまなぶ。7年帰国,コンドルの助手をへて日本土木(現大成建設)技師長をつとめ,旧歌舞伎座などを設計した。大正7年12月4日死去。74歳。讃岐出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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