高宮廃寺(読み)たかみやはいじ

日本歴史地名大系 「高宮廃寺」の解説

高宮廃寺
たかみやはいじ

[現在地名]御所市鴨神

金剛(こんごう)山中腹、標高約五五〇メートルの所にあった古代寺院。高宮段(たかみやだん)の小字が遺存し、俗に「高宮さん」と称する。国指定史跡。「日本霊異記」上巻に藉法師の弟子で百済から来た円勢が大和国の葛木(かつらぎ)の高宮寺に住み、北の僧坊に願覚が住んだことを記し、また文永一一年(一二七四)の「明匠略記」に行基二四歳の時、高宮寺の徳光から具足戒を授けられたと載せる。寺跡には奈良時代の礎石群が整然と残存し、史跡高宮廃寺跡の碑が建つ。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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