高屋窓秋(読み)タカヤ ソウシュウ

20世紀日本人名事典 「高屋窓秋」の解説

高屋 窓秋
タカヤ ソウシュウ

昭和・平成期の俳人



生年
明治43(1910)年2月14日

没年
平成11(1999)年1月1日

出生地
愛知県名古屋市

本名
高屋 正国

学歴〔年〕
法政大学文学部英文科卒

主な受賞名〔年〕
現代俳句協会大賞(第4回)〔平成3年〕

経歴
昭和5年水原秋桜子に師事、独自の詩的な句風を確立。のち「馬酔木」編集に携わる。10年「馬酔木」退会、13年「京大俳句」に参加。同年満州に渡り、以後殆ど沈黙する。21年帰国。22年「天狼創刊同人。33年「俳句評論」同人。句集に「白い夏野」「河」「石の門」「高屋窓秋全句集」がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「高屋窓秋」の解説

高屋窓秋 たかや-そうしゅう

1910-1999 昭和-平成時代の俳人。
明治43年2月14日生まれ。水原秋桜子に師事して「馬酔木(あしび)」同人となり,新興俳句先駆者となったが,のち離脱。戦後は「天狼」「俳句評論」「未定」同人。平成3年現代俳句協会大賞。平成11年1月1日死去。88歳。愛知県出身。法大卒。本名は正国。句集に「白い夏野」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「高屋窓秋」の解説

高屋 窓秋 (たかや そうしゅう)

生年月日:1910年2月14日
昭和時代;平成時代の俳人
1999年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の高屋窓秋の言及

【馬酔木】より

…31年に《ホトトギス》を離脱した秋桜子は,個性や感情を重視し,感情をその流れと広がりのうちで表現しようとして連作を試みた。その秋桜子のもとに,感情を抑制した《ホトトギス》の写生句にあき足らない俳人たちが参集,高屋窓秋(1910‐ ),石田波郷ら有力な新人も登場し,《馬酔木》は,当時の俳句革新運動の拠点となった。81年,秋桜子が死去,堀口星眠(1923‐ )が継承した。…

※「高屋窓秋」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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