高峯(読み)たかみね

日本歴史地名大系 「高峯」の解説

高峯
たかみね

鎌倉時代からみえる地名。現佐土原町上田島かみたじまの字高峰に比定されるか。永仁三年(一二九五)五月二日の伊東祐教売券(西福寺文書)によると、祐教は田地三段を田島定真に代銭四〇貫文で売渡しており、その田地の所在について「宮庄内たかミねの下」と記される。同六年一〇月二八日の伊東祐教売券(大光寺文書)では「たかみね」下の田三段が三五貫文で熊野社の中務入道定興に売却され、熊野社は預所としてこれを管理下に置いた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報