高島平(読み)たかしまだいら

日本大百科全書(ニッポニカ) 「高島平」の意味・わかりやすい解説

高島平
たかしまだいら

東京都板橋区(いたばしく)の北西部にある地区。新河岸(しんがし)川が北端を流れる低湿地で、一帯は江戸時代は徳丸原(とくまるがはら)とよばれた草原。1841年(天保12)高島秋帆(しゅうはん)が洋式砲術の大演習を行って有名になった。その後、赤塚たんぼ、徳丸たんぼとよばれる水田地域であったが、1970年代に日本住宅公団(現、都市再生機構)が、ここに高層のマンモス住宅団地と流通センターを建設するにあたり、高島秋帆の名をとって高島平とした。都営地下鉄三田線(とえいちかてつみたせん)、首都高速道路5号池袋線、国道17号が通じ、都区内最大級の団地として知られる。

沢田 清]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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