高嶋郷(読み)たかしまごう

日本歴史地名大系 「高嶋郷」の解説

高嶋郷
たかしまごう

中世の上野国新田につた庄に含まれ、近世以降武蔵国榛沢はんざわ郡に編入されたとみられる。現深谷市高島に比定され、利根川右岸に位置する。元久二年(一二〇五)八月日の源実朝下文写(正木文書)によると新田義兼に、建保三年(一二一五)三月二二日の将軍家政所下文写(同文書)によると岩松(新田)時兼に、それぞれ新田庄内の一二郷の地頭職が安堵されているが、そのなかにいずれも高嶋郷が含まれていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android