日本歴史地名大系 「高成田村」の解説 高成田村たかなりたむら 福島県：伊達郡保原町高成田村[現在地名]保原町高成田高子（たかこ）村の南に位置し、集落は入山（いりやま）から流れる細流に沿って散在する。山を挟み南東は富沢（とみざわ）村。永正一七年（一五二〇）四月二日の伊達稙宗安堵状案（伊達家文書）に「高成田郷之内、五段田、しかう内、年貢一貫文」とみえ、稙宗は佐藤孫右衛門が高成田五郎兵衛から買得した同地などを安堵している。大永七年（一五二七）一〇月には高成田蔵房が稙宗より飯野（いいの）郷（現飯野町）、金原田（かなはらだ）郷、赤川（あかがわ）郷（現福島市）内の買得地などを安堵されているが（同月二三日「伊達稙宗安堵状案」同文書）、伊達氏の家臣高成田氏は当地を本領としたと推測される。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by
