高拍子(読み)たかびょうし

精選版 日本国語大辞典 「高拍子」の意味・読み・例文・類語

たか‐びょうし‥ビャウシ【高拍子】

  1. 〘 名詞 〙 調子をとるための楽器。笏(しゃく)に似た二枚の板を打ち合わせて高い音を出すもので、田楽(でんがく)などで用いる。
    1. [初出の実例]「或は笛を吹き、高栢子を突き、〈略〉様々の田楽を、二つ物・三つ物に儲て」(出典:今昔物語集(1120頃か)二八)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android