高木町(読み)たかきまち

日本歴史地名大系 「高木町」の解説

高木町
たかきまち

[現在地名]佐賀市高木町・呉服元町ごふくもとまち

上芦かみよし町の北に、平行東西に延びる町人町。江戸初期は思案しあん橋がなかったので、牛島うしじま町から北に上って高木町を通り元町へ出るのが主要な街道だったと思われる。のちに長崎街道がやなぎ町・蓮池はすのいけ町を通るようになると脇道となった。嘉永七年(一八五四)の竈帳によれば、高木町は北と南に分れ、実竈数は一六七、人口は男三八三人、女三八七人で計七七〇人。職業としては日傭取一九竈、落雁屋四竈、僧一竈などが特記される。


高木町
たかぎまち

[現在地名]三木別所町高木べつしよちようたかぎ

前田まえだ町の南西に位置する。三木町の地方町の一町。元和三年(一六一七)高木村のうち三木町人の出作地が分離・独立して成立(延享二年「町方地方差別之訳言上書控」三木市有文書)正保郷帳では三木中嶋村に含まれた。延宝年間(一六七三―八一)に地方町の編成替えが行われた際には地方町のなかには表れない(宝永元年「三木町地方支配仕法願書写」・同四年「御林山塚堺図」同文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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