高本村(読み)たかもとむら

日本歴史地名大系 「高本村」の解説

高本村
たかもとむら

[現在地名]大里村高本

荒川右岸の沖積扇状地の扇端部の氾濫原に位置し、東は通殿づうどの川を境に向谷むこうや村、西は沼黒ぬまぐろ村、南は和田吉野わだよしの川を境に比企郡おかごう(現東松山市)。字地のうちに雑役免ぞうやくめん上公事免かみくじめん・下公事免があるが(郡村誌)、これらは中世の庄園に由来をもつという。小田原衆所領役帳によると、馬廻衆の狩野大膳亮(泰光)吉見よしみ郡の「高本小八林」で一二貫文の知行地をもっているが、このうちの高本は当地であろう。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android