高杜神社・神宮寺(読み)たかもりじんじや・じんぐうじ

日本歴史地名大系 「高杜神社・神宮寺」の解説

高杜神社・神宮寺
たかもりじんじや・じんぐうじ

[現在地名]中野市乙 赤岩

「延喜式」神名帳所載の信濃国神社四八座のうち高井郡六座の一である。奥宮は高社こうしや山頂にあって祭神少彦名命、相殿に大国主命、里宮には同神のほか健御名方命を併せ祀る。峰の岩屋薬師如来を祀るので、祭神を土俗では高社薬師と称する。

同社に奉仕した別当高社山神宮寺は真言宗で、数多の支坊をもち栄えたが、正中年間(一三二四―二六)全く衰退し、文明年中(一四六九―八七)再興されたと伝える。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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