高縄(読み)タカナワ

デジタル大辞泉 「高縄」の意味・読み・例文・類語

たか‐なわ〔‐なは〕【高縄】

鳥を捕らえるために、縄にもちをつけて高く張っておくもの。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「高縄」の意味・読み・例文・類語

たか‐なわ‥なは【高縄】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 縄を高く張ること。また、その縄。
    1. [初出の実例]「今日の中に高縄(ナハ)引て其蔵を切入べし」(出典浮世草子・本朝桜陰比事(1689)二)
  3. 鳥を捕えるために縄に黐(もち)をつけて高いところに張っておくもの。
    1. 高縄<b>②</b>〈日本山海名産図会〉
    2. [初出の実例]「身の苦しさも悲しさも、忘れ草の追ひ鳥、高縄をさし引く潮の」(出典:謡曲・善知鳥(1465頃))

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