高部屋神社(読み)たかへやじんじや

日本歴史地名大系 「高部屋神社」の解説

高部屋神社
たかへやじんじや

[現在地名]伊勢原市下粕屋

下粕屋しもかすや集落の中ほど、渋田しぶた川の北方にある。祭神は神倭磐余彦命・誉田別命・気長足姫命・大鷦鷯命・磐之姫命・三箇男命。例祭日は九月一五日。創建年代は不詳。「延喜式」神名帳にみえる大住おおすみ郡「高部屋タカヘヤノ神社」に比定される。社蔵の平秀憲奉納の至徳三年(一三八六)一二月銘銅鐘(県指定文化財)に「相州大住郡糟屋庄惣社八幡宮」とみえる。「風土記稿」所収の天文二〇年(一五五一)九月二八日銘の棟札によれば、この年、地頭渡辺石見守某が大檀那となって社殿が造営された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

一富士二鷹三茄子

初夢に見るものの中で、縁起のよいとされているものを順に挙げた句。[補説]一に富士山、二に愛鷹あしたか山、三に初茄子の値段と、駿河国で高いものを並べた句ともいわれる。...

一富士二鷹三茄子の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android