高野三方(読み)コウヤサンカタ

デジタル大辞泉 「高野三方」の意味・読み・例文・類語

こうや‐さんかた〔カウヤ‐〕【高野三方】

平安時代以来、分かれた高野山僧徒の三派の称。学侶方がくりょがた行人方ぎょうにんがた聖方ひじりかたとなっていたが、明治以降は廃止、統合された。

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精選版 日本国語大辞典 「高野三方」の意味・読み・例文・類語

こうや‐さんかたカウヤ‥【高野三方】

  1. 〘 名詞 〙 高野山で中古以来、一山の衆徒が分かれた三派の総称学侶方(がくりょかた)行人方(ぎょうにんかた)聖方(ひじりかた)三つをいう。明治元年一八六八)、この三方を廃して、学侶方の本拠であった青巖寺を金剛峯寺と改めて一山を統轄させるようになった。

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