高野参(読み)こうやまいり

精選版 日本国語大辞典 「高野参」の意味・読み・例文・類語

こうや‐まいりカウヤまゐり【高野参】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 真言宗霊場である高野山へ参詣すること。また、その人。高野詣
    1. [初出の実例]「このあと高野参りの時男の髪を剃りて坊主になりたるを」(出典:咄本・醒睡笑(1628)四)
  3. ( 「こうや(厠)」を掛けて、また、「高野山へ行って髪を落とす」に「紙を落とす」を掛けて ) 便所へ行くことを戯れていう語。〔隠語構成様式并其語集(1935)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android