高野喜長(読み)タカノ キチョウ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「高野喜長」の解説

高野 喜長
タカノ キチョウ


職業
箏曲家(山田流),作曲家

本名
高野 喜長(タカノ ヨシナガ)

生年月日
大正13年 10月2日

出生地
福島県 いわき市

学歴
東京音楽学校(東京芸術大学)専科作曲科〔昭和25年〕卒,国立盲教育学校音楽科〔昭和26年〕卒

経歴
東京盲学校で田辺尚雄久本玄智に学び、東京芸術大学で団伊玖磨師事。昭和28年東京新聞の邦楽コンクール作曲部門で「朝の調」が入賞。42年以来自作によるリサイタルを開催。52年ローマでリサイタル。箏と尺八を用いた作品が多く、代表作に「まぼろしの国」「花の歌」「新八段―三味線異聞」「夕日ハドソン」、CD「私、高野喜長の絃のレセプション」などがある。母校筑波大附属盲学校教諭を長く務め、60年退官した。

所属団体
日本三曲協会,日本音楽著作権協会

受賞
紫綬褒章〔平成2年〕,勲四等旭日小綬章〔平成7年〕 芸術祭賞優秀賞〔昭和57年〕,舞台芸術創作奨励賞(特別賞)〔昭和58年〕,点字毎日文化賞(第34回)〔平成9年〕 邦楽コンクールNHK賞(作曲部門)〔昭和28年〕

没年月日
平成14年 5月4日 (2002年)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

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