高野隧道(読み)たかのずいどう

日本歴史地名大系 「高野隧道」の解説

高野隧道
たかのずいどう

高野川と京福電鉄の軌道が交差する八瀬遊園地の南にある農業用水路。江戸時代の第二代京都代官、五味藤九郎豊旨により延宝五年(一六七七)に完成。

高野村のうち、高野川南岸の田地は川より土地が高く、灌漑用水に悩まされていた。そこで村内字いわはな巨巌を三五間にわたり切通し、そこに石渠を設け隧道を建設した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

世界大百科事典(旧版)内の高野隧道の言及

【高野川】より

…江戸時代の高野川には井堰が約40ヵ所設けられて流域の重要な農業用水源とされ,水争いもたびたび生じた。田地が川より高い南岸の上高野には,江戸前期京都代官五味氏によって高野隧道が建設され,用水として利用された。また河水は友禅染の水洗いにも用いられていた。…

※「高野隧道」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

《「晋書」杜預伝から》竹が最初の一節を割るとあとは一気に割れるように、勢いが激しくてとどめがたいこと。「破竹の勢いで連戦連勝する」[類語]強い・強力・強大・無敵・最強・力強い・勝負強い・屈強・強豪・強...

破竹の勢いの用語解説を読む