高額医療費貸付制度(読み)こうがくいりょうひかしつけせいど

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「高額医療費貸付制度」の意味・わかりやすい解説

高額医療費貸付制度
こうがくいりょうひかしつけせいど

健康保険が高額療養費を支給するまでの間,必要な資金無利子で貸し付ける制度保険医療において,原則として同一人が同一月に同一病院・診療所で支払った医療費の自己負担額が一定基準の限度額をこえた場合に受け取ることのできる現金支給を高額療養費という。限度額は所得区分に応じて設定される。高額療養費の決定は医療機関から提出される診療報酬明細書レセプト)の審査を経て行なうため時間を要する。その間の金銭負担を軽減するため,高額療養費支給見込額の 8割相当額を無利子で融資し,高額療養費が支給されたら貸付金と精算する制度。

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