高駄村(読み)たかだむら

日本歴史地名大系 「高駄村」の解説

高駄村
たかだむら

[現在地名]龍野市誉田町高駄ほんだちようたかだ

井上いのかみ村の北に位置し、揖東いつとう郡に属する。文禄四年(一五九五)五月吉日の揖保川井堰絵図(岩見井組文書)に描かれた小宅おやけ井の末端付近に「高だ」とみえる。元和五年(一六一九)井上村から分村したとされ、延宝三年(一六七五)当村と井上村の一部がそれぞれ忠右衛門捌として分離され、同四年一所となったという(「龍野藩領分明細帳」八瀬家文書)。江戸時代の領主変遷北龍野村と同じ。寛永一三年(一六三六)の龍野領村々高辻帳(同文書)では池田輝政による内検地高二六七石余、高二二一石余。正保郷帳では田方二〇二石余・畑方一九石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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