ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「高鹹水」の意味・わかりやすい解説 高鹹水こうかんすいhigh-saline water 塩分の高い海水。暖流,寒流と同様に相対的な語で,塩分何‰ (パーミル) 以上という定義はない。大洋では緯度 20°~30°の亜熱帯海域が 36~37‰の高鹹帯を形成している。付属海や内海には特に塩分の高いところがあり,紅海の一部では 40~43‰に及ぶ。陸地の湖にも塩分の高いものがあり,北アメリカ西部ユタ州北部のグレートソルト湖の塩分濃度は 230‰,ヨルダン,イスラエル国境の死海では 315‰で,海水の塩分の約 10倍もある高鹹水である。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by