グレートソルト湖(読み)グレートソルトこ(英語表記)Great Salt Lake

翻訳|Great Salt Lake

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「グレートソルト湖」の意味・わかりやすい解説

グレートソルト湖
グレートソルトこ
Great Salt Lake

アメリカ合衆国,ユタ州の北西部の湖。西半球最大の塩水湖。面積は 1873年および 1980年代中頃の最高水位のとき 6200km2,1963年の最低水位のときが 2460km2水深は平均 4.5m,最深 11m。ベア川,ウィーバー川,ジョーダン川が流入し,流出河川はない。湖水は高濃度の塩分 (20~27%) を含み,その主成分は塩化ナトリウム硫酸ナトリウム。湖には数種の藻や原生動物,塩水性小エビなどのほか,ほとんど生物は生息しない。湖上には,スタンベリ,アンティロープ,フリーモントの3島があり,アンティロープ島はアメリカ野牛の保護地。 1824~25年にヨーロッパ人が到達し,1840年代から探検,調査が行われた。 1902~03年に湖を横断するサザン・パシフィック鉄道が建設され,湖は南北に分けられた。ヨットハーバーや水泳場がある。

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