鬘下(読み)カズラシタ

デジタル大辞泉 「鬘下」の意味・読み・例文・類語

かずら‐した〔かづら‐〕【×鬘下】

鬘下地かずらしたじ

かつら‐した【×鬘下】

かずらした

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「鬘下」の意味・読み・例文・類語

かつら‐した【鬘下】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「かづらした」とも )
  2. 江戸時代、歌舞伎俳優が鬘をかぶりやすいように鬢(びん)、髱(たぼ)を引っつめにした髪形楽屋で床山が結い直したもの。鬘下地楽屋銀杏(がくやいちょう)
    1. [初出の実例]「床山。中通小詰楽屋に入て此所にて髪をほどき、かづら下にし」(出典:戯場楽屋図会(1800)下)
  3. 女の髪形の一つ。銀杏(いちょう)返しの髷(まげ)の低い形で、女性の素踊りの際によく用いる。鬘下地。

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