鬘下地(読み)カズラシタジ

デジタル大辞泉 「鬘下地」の意味・読み・例文・類語

かずら‐したじ〔かづらしたヂ〕【×鬘下地】

《「かつらしたじ」とも》
江戸時代役者をかぶりやすいように床山が結った髪形
銀杏返いちょうがえをきわめて低く結った髪形。楽屋銀杏

かつら‐したじ〔‐したヂ〕【×鬘下地】

かずらしたじ

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精選版 日本国語大辞典 「鬘下地」の意味・読み・例文・類語

かつら‐したじ‥したヂ【鬘下地】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「かづらしたじ」とも ) =かつらした(鬘下)
    1. [初出の実例]「仮鬟下地(カツラシタヂ)。躍りの師匠又躍子女形俳優常に此風多し」(出典:吾妻余波(1885)〈岡本昆石編〉)

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百科事典マイペディア 「鬘下地」の意味・わかりやすい解説

鬘下地【かつらしたじ】

日本髪一種。鬘をつけるときその下に結ったのでこの名がある。鬢(びん)や髷(まげ)を平たく結うもので,江戸時代の歌舞伎女方女師匠狂言師などが結った。

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