鬢水(読み)ビンミズ

デジタル大辞泉 「鬢水」の意味・読み・例文・類語

びん‐みず〔‐みづ〕【×鬢水】

のほつれを整え、つやを出すためにくしにつける水。伽羅きゃらの油サネカズラを浸した水を用いる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「鬢水」の意味・読み・例文・類語

びん‐みず ‥みづ【鬢水】

〘名〙 髪の乱れを直し、髪の艷(つや)を出すために櫛を浸す液体伽羅(きゃら)の油や、サネカズラの茎を刻んで浸した水を用いる。
平治(1220頃か)上「鬢をかきけるに、鬢水に面像をみれば」

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