デジタル大辞泉 「真葛」の意味・読み・例文・類語
さね‐かずら〔‐かづら〕【▽真▽葛/▽実▽葛】
[枕]「さなかずら」に同じ。
「―
( [ 二 ]について ) ( 1 )「万葉集」には二例あり、いずれも「後も逢ふ」にかかっている。同意の「さなかづら」も「万葉集」では、「後も逢ふ」「いや遠長く」「絶えず」にかかり、「さ寝」を導く序ともなっているが、中古以降は用いられなくなる。
( 2 )中古以降の用法としては、挙例の「後撰集」や「あふ事は絶にし物をさねかつらまたいかにして苦しかるらん」〔木工権頭為忠百首‐恋〕のように、「来る」「苦し」「絶ゆ」などを掛詞や縁語として多用し、「さね」に「さ寝」をかけたりして用いられた。
次の例は「さなかずら」と類音を持つ「さ寝(ね)」にかかる序詞の一部として用いられている。「玉くしげみもろの山の狭名葛(さなかづら)さ寝ずはつひにありかつましじ」〔万葉‐九四〕。
出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報
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