鬼の間(読み)オニノマ

デジタル大辞泉 「鬼の間」の意味・読み・例文・類語

おに‐の‐ま【鬼の間】

《壁に、白沢王はくたおうが鬼を切る絵が描かれていたところから》内裏清涼殿西庇にしびさし南端にある一室

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「鬼の間」の意味・読み・例文・類語

おに【鬼】 の 間(ま)

宮中の清涼殿の西廂(にしびさし)の南端にある部屋の名。壁に白沢王が鬼を斬る絵があるのでいう。
御堂関白記‐長和五年(1016)六月二日「女蔵人二人従鬼間障子供之」

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世界大百科事典(旧版)内の鬼の間の言及

【清涼殿】より

…殿上人等が詰める殿上の間に相当し,御倚子(ごいし),台盤,当番の女房の名を記した女房簡(ふだ)等が置かれている。南の端が〈鬼の間〉で,南側の壁に白沢王(はくたくおう)が鬼を切る画が描かれている。大床子の御膳(おもの)に使われる食器が厨子に納められている。…

※「鬼の間」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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