鬼古賀村(読み)おにこがむら

日本歴史地名大系 「鬼古賀村」の解説

鬼古賀村
おにこがむら

[現在地名]大川市鬼古賀

荻島おぎしま村・下木佐木しもきさき村の南に位置し、南は小坂井こざかい村・兼木かねき村、柳川藩領蒲池かまち(現柳川市)中世三潴みづま庄のうちで、貞和(一三四五―五〇)頃と推定される三潴庄内所領坪付注文(詫摩文書/南北朝遺文(九州編)三)に「鬼空閑村」とみえ、当地の一三町を中村六郎が領していた。文禄四年(一五九五)の知行方目録では鬼古賀村として高五五四石余。本高は五九二石余(元禄国絵図)。「在方諸覚書」によると古高八七〇石・役高六七八石。享和二年(一八〇二)の春免高帳では高六八一石。文化四年(一八〇七)の畝付帳では本田四〇町四反余・開田三反余・畑田三反余・畑六反余など。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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