鬼蔦(読み)おにづた

精選版 日本国語大辞典 「鬼蔦」の意味・読み・例文・類語

おに‐づた【鬼蔦】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 植物やぶがらし(藪枯)」の異名か。
    1. [初出の実例]「うれたき庭もあれはてて、八重に鬼蔦(オニヅタ)這添ひし槇の柱に身をもたれ」(出典露団々(1889)〈幸田露伴〉一五)
  3. 紋所の名。ぎざぎざのある蔦の葉を図案化したもの。丸みをつけた蔦の葉の紋に対していう。
    1. [初出の実例]「松川菱仲へ這入った鬼蔦(オニヅタ)の其(その)もんもんは細腕でも」(出典:歌舞伎・月宴升毬栗(散切お富)(1872)二幕)

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動植物名よみかた辞典 普及版 「鬼蔦」の解説

鬼蔦 (オニズタ)

植物。キズタの別称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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