鬼長村(読み)おにおさむら

日本歴史地名大系 「鬼長村」の解説

鬼長村
おにおさむら

[現在地名]谷和原村鬼長

上小目かみおめ村の南に所在。幕府代官伊奈氏の小貝こかい川流域開発に伴い、寛永一一年(一六三四)筒戸つつど村より分村し、小貝川の河道変更により西岸から東岸になり、中小目なかおめ村と称した(筑波郡郷土史)。「寛文朱印留」には鬼長村とあって下総佐倉藩大給松平氏領。享保三年(一七一八)土浦藩土屋氏領(谷原下郷組)となり廃藩置県に及ぶ。「各村旧高簿」によれば明治元年(一八六八)には土浦藩領七四七・二一九石と聖徳しようとく寺朱印地二七石。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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