鬼間(読み)おにのま

日本大百科全書(ニッポニカ) 「鬼間」の意味・わかりやすい解説

鬼間
おにのま

平安宮内裏の清涼殿(せいりょうでん)の一室。西廂(にしびさし)南端にあり、南北2間、東西1間。北は台盤所(だいばんどころ)、東は母屋(もや)、南は殿上(てんじょう)の間(ま)にそれぞれ接する。南壁に白沢王が鬼を切る図があるため、この名がついた。南壁の東端に櫛(くし)形の窓があり、女房などが、ここから殿上の間をのぞき見たという。母屋との境は大和絵(やまとえ)を描いた鳥居(とりい)障子、台盤所との境は布障子で、内部には御膳具(ごぜんぐ)などを入れる厨子(ずし)が置かれていた。宿直(とのい)の官人は、天皇が夜御殿(よるのおとど)に入ったあと、鬼間に詰めた。

[吉田早苗]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

[名](スル)1 別の衣服に着替えること。特に夏冬の季節に応じて改めること。平安時代には、陰暦4月1日、10月1日に行われた。江戸幕府では、このほかに5月5日・9月9日などにも着替える定めがあった。現...

衣替えの用語解説を読む