魂返り(読み)たまがえり

精選版 日本国語大辞典 「魂返り」の意味・読み・例文・類語

たま‐がえり‥がへり【魂返・霊返】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 去った霊魂が戻ること。死者がよみがえること。蘇生
    1. [初出の実例]「魂(タマ)かへりして一言の礼いふてからしなばしね」(出典:浄瑠璃・椀久末松山(1710頃)中)
  3. 心が他に移ること。心変わり
    1. [初出の実例]「翠帳紅閨に、枕ならべしきっしりもいつの間にかは魂(タマ)かへり」(出典:滑稽本・当世真々乃川(1785)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む