鱗虫(読み)ウロコムシ

デジタル大辞泉 「鱗虫」の意味・読み・例文・類語

うろこ‐むし【×鱗虫】

多毛綱ウロコムシ科の環形動物総称干潮線付近の石の下などにすむ。体は扁平で、背面は2列に並ぶ12対以上のうろこで覆われる。

りん‐ちゅう【×鱗虫】

うろこのある動物。蛇など。

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精選版 日本国語大辞典 「鱗虫」の意味・読み・例文・類語

りん‐ちゅう【鱗虫】

  1. 〘 名詞 〙 うろこのある動物。龍・蛇の類。→五虫(ごちゅう)
    1. [初出の実例]「六虫の時は龍は鱗虫ぞ。鱗虫三百六十龍為之長也」(出典:史記抄(1477)一一)
    2. [その他の文献]〔漢書‐揚雄伝〕

うろこ‐むし【鱗虫】

  1. 〘 名詞 〙 環形動物ウロコムシ科に属する海産動物の総称。干潮線付近の石の下などに多く見られる。体は細長く、背面には隔節に鱗が対をなして並んでいるが、種類によって鱗の数が一二対、一五対、一八対、四〇~五〇対などと異なっている。

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動植物名よみかた辞典 普及版 「鱗虫」の解説

鱗虫 (ウロコムシ)

動物。ウロコムシ科の海産動物の総称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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